活動レポート・表彰/受賞報告

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Hatsumeiひろしま 2024年4月号  

目次

商標の活用事例集「事例から学ぶ 商標活用ガイド」 (2024年版)のご紹介

・ビジネスにおける活用方法や権利化に関するメリット等を実際の事例を通じて紹介するとともに、失敗事例も紹介されています。
・商標制度の概要についても最新の情報をお届けする内容になっています  

(目次)

C h a p t e r 1  商標・商標権の活用事例

・商標の効果・商標権の効果

・失敗事例の紹介

・商標・商標権の活用類型

・商標制度活用事例:18事例

・弁理士からのアドバイス

C h a p t e r 2 知っておかなきゃ、商標のこと

・商標権取得までの流れ

・商標出願の手続き

・いろいろな商標の種類

・商品と役務

・登録することができない商標

・海外での商標の保護

・早期審査のご案内

・よくある誤解

J-PlatPatの使い方案内

・各種の支援機関・支援制度の紹介

下記URLからダウンロードできます

https://www.jpo.go.jp/support/example/trademark_guide2024.html

令和5年度広島市優良発明功績者表彰 

■ 令和5年度広島市優良発明功績者表彰 

3月19日(火)、広島市役所本庁舎市長公室において、広島市優良発明功績者表彰式が行われました。本表彰は、特許発明等を創作し、その実用化により広島市の産業振興に寄与された方を表彰することによって、市民の発明意欲の高揚及び企業における技術開発の振興を図ることを目的として昭和29年度より開催されており、このたび下記の会員企業の方が表彰されました。心よりお慶び申し上げます。  (写真提供:広島市)

受賞記念写真 
(左から)広島市優良発明功績賞
中国塗料株式会社・田中 秀幸 氏、
松井市長、
中国塗料株式会社・林 裕介 氏
 

広島市優良発明功績賞

中国塗料株式会社 林 裕介 氏、田中 秀幸 氏

「防汚塗料組成物、防汚塗膜、防汚塗膜付き基材及びその製造方法、並びに防汚方法」

(特許第6662513号)

「防汚塗料組成物、防汚塗膜、防汚塗膜付き基材及びその製造方法、並びに防汚方法」は、船舶にフジツボなどの水生生物が付着することを防ぐ船底防汚塗料において、わずかな防汚剤量で長期間に渡り防汚性能を発揮し、船舶の燃料悪化を防ぎ、また船舶建造時や就航時に必要な優れた耐ダメージ性を有る技術である。

本製品を基に開発された同社製品の「SEAFLO NEO CF PREMIUM」は防汚剤量がごくわずかであるにもかかわらず、従来の船底防汚塗料よりも長期間に渡り生物付着を阻害することができる。そのため船舶の燃費悪化を防ぎ、また、CO2排出量も抑えられるため、環境への影響を重視する企業を中心に採用が広がっている。環境保全の観点からも非常に優れた技術で、本発明の重要性は今後ますます高まっていくものである。 

青少年育成事業に関するお知らせ

❒少年少女発明クラブ活動報告

◇福山少年少女発明クラブ

3/2 修了式

令和5年度のカリキュラムを全て終え、修了式を開催しました。出席者はクラブ員他約50名。早川会長よりクラブ員へ修了証書が授与され、中学2年生のクラブ員が代表のことばを述べました。

修了式の後、クラブ員が持ち寄った一年間の課題作品を、指導員の先生が実際に動かしながら保護者や来賓に披露しました。来年度は4/13に公開教室、5/25に発足式・第1回例会を開催する予定です。

最近の話題を考える“知財NEWS” 

弁理士法人前田特許事務所 弁理士 大石 憲一

『「特許庁ステータスレポート2024」が発行される』

 

今回の知財ニュースは、3月末に特許庁から発行された「特許庁ステータスレポート2024」についてです。 

なお、特許庁はこうした報告書として、毎年夏に「特許行政年次報告書」を発行していますが、「特許庁ステータスレポート」は、最新の特許庁の統計情報と政策の成果を迅速に発信することを目的としているのに対し、「特許行政年次報告書」は、知的財産をめぐる国内外の動向と特許庁の取り組みをまとめたもので、企業等の知的財産活動までその対象とするものです。

このため、最新の出願状況は「ステータスレポート」で確認する方が早いと言えます。

 

出典:特許庁HP(https://www.jpo.go.jp/resources/report/statusreport/2024/matome.html)

上図は「ステータスレポート2024」で発表された出願件数の推移を示した図で、左図が特許、右図が意匠です。

特許については、コロナ過で30万件を切っていた状況から、昨年、4年ぶりに30万件を超えています。一方、意匠については、2021年に法改正で僅かに増えたものの、減少していることが分かります。

個人的には、意匠は法改正によって保護対象が広がりまた権利期間も長くなったことで、もっと出願件数が増加しても良いと思いますが…、一般的には、意匠は特許に比較して権利範囲が狭く、権利行使しにくいと思われているため、このような結果なのかな、と思います。

昨年、特許の出願件数が増加した点は、知財業界にいる者として、素直に嬉しいですが、企業の考え方が「出願は量から質」に変わっていることから、これから大幅に増加していくことはないだろうと思っています。

こうした出願件数の推移を通じて、知財担当者としては、自社の出願動向と自分自身の仕事の内容を確認、検討することも大事だと思います。

数年前から、知財業界では「IPランドスケープ」という活動がブームのようになっています。もっとも、この活動だけが新しい知財業務ではありませんが、出願業務が出来れば大丈夫、という時代では既になくなっているように思います。

以上

広島県発明協会総会記念講演会のご案内(ハイブリッド開催)

グローバルな事業成長を加速”する知財活動

シスメックス株式会社は、検体検査を事業領域として、世界190以上の国と地域の医療現場に臨床検査機器・試薬・サービスを提供しており、海外売上比率は85%以上を占め、ヘマトロジー分野を中心に複数分野でグローバルNo.1を獲得しています。

講演会ではシスメックス株式会社 (前) 知的財産本部 理事・本部長

井上 二三夫(いのうえ ふみお) 氏にご講演いただきます。

◆開催日時 : 2024年6月20日(木) 15:15~16:45 受付開始14:45~

◆参加方法 : ①Web参加: Zoomウェビナーによるライブ配信

②会場参加: 広島発明会館 4階 研修室(広島市中区千田町3-13-11)

◆参加費    : 無料 

◆定員    : 会場参加 30名(定員になり次第締め切ります)

◆申込みフォームURL : https://forms.office.com/r/X6yeaygPPD 

■ 広島県発明協会事務局からのお知らせ

❐ 広島工業大学・建築工学科学生による広島発明会館リニューアル提案(3/26) 

3月26日、広島工業大学において、建築工学科の学生の皆様による、広島発明会館リニューアル提案についてのプレゼンが行われました。学生の皆様には地下と1階に関するリニューアルについてご提案いただきました。2年生のグループからは「縁」をコンセプトとし、教育と遊びの融合や、土日平日問わず子どもたちが集える場所やくつろげる畳の間などが提案されました。

3年生・Sさんからは「育み・繋がり」をテーマに24時間無料で気軽に利用できたり、小中学生を対象としたプログラミング教室などのIT人材の育成を進める場所などが提案されました。

3年生・Oさんからは「越境」をテーマに、青少年には「共有」、大人には「憩い」の場となるような空間づくり、圧迫感を感じさせない開放感溢れる格子状の壁などが提案されました。

精巧に作られた模型も展示され、その緻密さに会場から感嘆の声が上がっていました。

どの提案も周辺環境等を入念に調べ、大胆かつ安全に楽しく過ごせるような間取りや斬新なアイデアが盛り込まれ、大変素晴らしいプレゼン発表でした。若い皆様の提案を軸に、発明会館のリニューアルが実現できるよう進めて参ります。

2年生グループの模型

3年生・Sさんの模型

3年生・Oさんの模型

❐ 2023年度一般社団法人広島県発明協会協会 理事会報告(3/28)

3月28日、広島発明会館において、理事会が開催されました。

 本会議には、会長、副会長4名、理事20名、監事1名が出席され、2023年度事業計画(案)及び収支予算(案)についてご審議いただき、承認されましたのでご報告いたします。

❐ 「月報はつめい」(発行:公益社団法人発明協会) 4月号について

会員の方に毎月送付しております「月報はつめい」について、4月号は諸事情により休刊となっております。