活動レポート・表彰/受賞報告

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Hatsumeiひろしま 8月号  

目次

「特許出願等援助制度(日本弁理士会)」のご紹介

優れた発明、考案又は意匠の創作及び事業活動の擁護に資することを目的として、特許出願、実用新案登録出願、意匠登録出願又は当該事業活動に使用する商標の商標登録出願及びこれらに関連する手続を行おうとする者に対して、日本弁理士会が援助する制度です。

1.援助の対象
  要件を満たす発明、考案若しくは意匠、及び商標を使用する事業活動が援助対象
 <援助の対象となる者(申請者)>
(1)個人:本人及びその配偶者の援助申請時の年収額(賞与を含む)の合計額が基準以下の場合。
(2)中小企業:設立から7年以内であって、直近の年間純利益が500万円を超えない、又は設立から7年を超え、かつ直近の年間純利益がゼロ円以下であり、特許出願等の手続費用を支払うと会社の経営が困難になる場合。
(3)大学、TLO:特許出願等の手続費用を支払うことが困難な場合 
2.援助の内容等
  特許出願等の手続に要する費用(弁理士報酬及び特許印紙などの諸経費を含む。)の一部を日本弁理士会が負担
<援助金の上限額>
・特許出願…最大15万円 ・実用新案登録出願…最大10万円
・意匠登録出願…最大7万円 ・商標登録出願…最大5万円
3.援助の可否

  申請書に基づいて、日本弁理士会の知的財産支援センターにて審査をし、援助の可否を決定 (申請は随時受け付け、原則として毎月 1 回 、援助の可否の審査を行う。)
詳しくは、下記URLを参照    https://www.jpaa.or.jp/activity/support/assistance/

青少年育成事業に関するお知らせ

❒少年少女発明クラブ活動報告

◇広島少年少女発明クラブ 

基礎コース 7/9「くぎ打ち名人のくぎ打ち迷路」 7/30「マジックハンド」
完成コース 7/9「発明くふう展作品づくり」    7/30「発明くふう展作品づくり」

7/9 基礎コース「くぎ打ち名人のくぎ打ち迷路」

金づちの種類や使い方、くぎ抜きの使い方などを教わった後、板にくぎを打ち、輪ゴムをかけて迷路を作りました。

7/30 完成コース「発明くふう展作品づくり」

考えたアイデアがだいぶん形になってきました。あと少しで完成しそうです。

◇呉市少年少女発明クラブ

7/1、15、22 アイデア・工夫工作

発明くふう展への出品に向けた作品づくりにとりかかっています。15日には呉海上保安部から海の安全に関わるミニ出張講座もありました。

◇東広島市少年少女発明クラブ

新規コース 7/8「えんぴつたて、鉄砲」製作 7/22「缶ローラー」製作    

継続コース 7/8「牛乳パックホルダー、動くカメ」製作 7/22「磁石を回すと…」製作

7/8継続コース「牛乳パックホルダー、動くカメ」

発明くふう展に向けて、過去の全国発明くふう展入選作品をクラブ員でもつくってみました。見た目もですが、随所に細かい工夫がみられた作品はクラブ員も大変勉強になったようでした。クラブ員からの発明くふう展の出展作品が楽しみです!

7/22新規コース「缶ローラー」

ゴムの力を利用した、走る缶の製作に挑戦しました。
クラブ員はくぎとかなづちを使いきれいに穴を空けておりました。
完成をしたのち、平面を走らせていると、指導員の先生が登り坂を準備してくれ、さらなるチャレンジをしていました。

◇福山少年少女発明クラブ

7/8「ボルタ君」製作①

ネジやボルトをはんだで接着して、小さな置物を作成しました。クラブ員は、軍手をはめて、やけどに気を付けながら、はんだごての扱いに苦心していました。

7/22「ボルタ君」製作②

前回からの続きで2体目を製作しました。はんだ付けのコツをつかめたクラブ員も多くいました。

最近の話題を考える“知財NEWS” 

弁理士法人前田特許事務所 弁理士 大石 憲一

「『G-SHOCK』の立体商標の登録が認められる」 

 今回の知財ニュースは、6月26日に商標登録されたカシオ計算機株式会社の「G-SHOCK」の立体商標について紹介します。

「商標第6711392号」               「DW-5000C」
出典:カシオHP
(https://www.casio.co.jp/release/2023/0718-g-shock-trademark/)

 カシオ計算機は、先日、腕時計ブランド「G-SHOCK」の初代モデル「DW-5000C」の形状について、「立体商標」として登録されたと発表しました。
 まず、腕時計の形状は、本来、意匠権によって保護されます。もちろん、カシオ計算機もこの「DW-5000C」について意匠権を取得していたと思います(「DW-5000C」の販売開始が約40年前であるため、今回、意匠権として登録されていたかどうか、確認できませんでした)。しかし、意匠権の権利期間は、有限(現在は出願から25年)であるため、権利期間経過後は保護されません。
 但し、こうした形状に周知性があり、ブランド的な意味合いが生じる場合には、この形状を半永久的に守りたいというニーズが生じます。
 そこで、こうした形状を「商標」として保護するのが立体商標制度です。
 今まで、ペコちゃん人形、カーネルサンダース人形などが保護されており、商品の形状としては「きのこの山」や「スーパーカブ」が保護されています。今回の「G-SHOCK」の形状は、腕時計の分野では初めての保護です。

 もっとも、今回の立体商標は、拒絶査定不服審判まで行ってようやく登録が認められています。これは、今回の形状が他社商品と比較して識別力があるのかが争われたためです。確かに、「G-SHOCK」というと、個人的には「もう少しごつくて、丸いベゼルのイメージ」が強いため、今回の形状では識別力が認められ難かったものと思います。

 立体商標として登録が認められると、半永久権として「形状」が保護されることになります。「この形状と言えば、弊社のもの」と言えるような商品があれば、立体商標としての保護を検討しても良いかもしれません。

セミナーのお知らせ

❒ 広島県発明協会 会員向け講演会のご案内

株式会社アクアビット 代表取締役 チーフ・ビジネスプロデューサー

田中 栄 (たなか さかえ) 氏による講演

未来予測2035

― 人工知能(AI)は、社会やビジネスに今後どのような影響をもたらすか? ―

昨年11月にChat GPTが登場し、世界中から大きな注目を集めています。人工知能の進化によって、ロボットの実用化も一気に進みました。私たちは今、「産業革命」の真っ只中にいます。これからいろんな産業が大きく変わります。ビジネスが変わることで、求められる人材やスキルも変わります。だがコンピューターが今後どれだけ進歩しても、「道具」という本質は変わりません。人工知能やロボットの実用化と共に、人間が果たすべき役割が変わります。今起こっている社会やビジネスの変化を捉えることで、今後の知財戦略、そして次世代人材の育成を考える一助になればと思います。この機会に多くの皆さまにご聴講いただきますようご案内申し上げます。

◆開催日時 :2023年8月30日(水) 15:00~16:30 受付開始14:30~

◆参加方法 :①Web参加Zoomウェビナーによるライブ配信

      ②会場参加広島発明会館 4階 研修室(広島市中区千田町3-13-11)

◆参加費 :発明協会会員 無料 / 知的財産管理技能士 無料 /一般 5,000円(税込)

◆定員 :会場参加 30名(定員になり次第締め切ります。原則1社2名様まででお願いします)

◆お申込みフォームはこちら

 

広島県発明協会主催

広島知財塾 中・上級編 ※参加補助券が使用できるセミナーです。

◆お申込みフォームはこちら

公益財団法人ひろしま産業振興機構主催

❐ ひろしま知財経営講座:基礎実践コース(9月開催)

本コースでは、知財の必要性を理解された方に対して、知財活動の基本パターンを知り、自社の課題に適した基本的な知財の対応を実際に行動できるようになって頂くことを目的としています。

◆開催日時 : 2023年9月1日(金)、8日(金)、15日(金)、22日(金) 13:30~16:00

◆開催方法 : オンライン(zoom)

◆参加費   : 無料

◆定員     : 12名 ※先着順

◆詳細    : https://www.hiwave.or.jp/event/34970/

広島県発明協会事務局からのお知らせ

❐広島市立大学 産学連携発表会2023 ~ 共創×人材×DXで広がる無限の可能性 ~

 広島市立大学では、研究内容を地域産業界や産学官連携推進関係機関等へ公開することにより、産学連携活動(共同研究、研究成果の事業化)の推進を図ることを目的とした産学連携発表会を開催します。

 今年度は「共創×人材×DXで広がる無限の可能性」をテーマに、さまざまな研究を紹介します。

 また、INPIT広島県知財総合支援窓口もブース出展いたします。

◆開催日時 : 2023年9月5日(火) 13:00~16:30 受付開始14:30~

◆開催場所 : 合人社ウェンディひと・まちプラザ

(広島市まちづくり市民交流プラザ) <広島市中区袋町6番3号>

北棟5階研修室(第1部)

北棟4階ギャラリー(第2部)

◆参加費    : 無料

◆対象    : 企業の技術開発担当者等、産学連携関係団体

❒ 2023年度 福山大学大学院 「知的財産論」講座 実施報告

 5月18日より15回、福山大学大学院にて実施される「知的財産論」に講師を派遣しました。本講座は、大学院生が知的財産特に発明・特許に関する基礎知識とそれを自己の研究領域において活用できる能力を講義と演習により習得することを目的としています。

 講師は(一社)広島県発明協会知的財産研究員 小野昭人氏・吉田邦彦氏(マツダ㈱)が前半と後半に分かれ、講義を行いました。

❒ 「ひろしまキャリア教育応援団」に係る職業講話への講師派遣のご協力について

 広島市では、広島の産業に誇りや愛着を持って、将来の地域の発展を支える人材を育てるため、2017年3月に、経済団体、広島市及び広島市教育委員会で構成する「ひろしまキャリア教育応援団」を創設し、中学生を対象としたキャリア教育の充実に取り組んでいます。

 その一環として、生徒の職業観を育むため、広島で活躍する社会人が講師となり、自分の仕事について中学生に直接話をする「職業講話」を実施しております。これまでに実施した学校からは、「多くの生徒の心に残り、生徒たちが自分の進路や将来に向けて、意識を高める機会となった」といった感想をいただくなど、意義深い取組であると考えています。

今後は、この取組に御協力いただける企業、事業所を増やし、取組の一層の充実を図りたいと考えています。

 つきましては、講師派遣の御協力をいただける企業様がございましたら、下記連絡先まで御連絡いただきますようお願い申し上げます。

◆連絡先:(一社)広島県発明協会 担当:吉村 

Tel 082-241-3940

❒ 小学生向けイベント 「夏休み最後の未来体験 EXPO2023」 開催のお知らせ

 8月26日(土)、小学生向けイベント「夏休み最後の未来体験EXPO2023」が開催されます。このイベントは、子どもたちにスタートアップ等の最新テクノロジーを体験してもらい、興味関心をかき立てることで、子どもたちの未来の選択肢や可能性を広げ、イノベーション・起業家精神の育成を図るものです。

 イベントでは県内外で活躍する企業・団体が出展し、VR体験やドローン体験、3Dプリンタ工作、プログラミング教室など、さまざまな最新のテクノロジーを体験することができます。

■開催日時
2023年8月26日(土)10:00~17:00

■場所
広島市中区銀山町3-1 ひろしまハイビル17F Hiromalab(ヒロマラボ)
https://www.hiromalab.jp/

■参加費
無料

■詳細はこちら https://hiromalab001.peatix.com/

INPIT広島県知財総合支援窓口からのお知らせ

❐ INPIT広島県知財総合支援窓口 知的財産ミニ勉強会

 (ハイブリッド)【特許】発明のとらえ方

◆開催日時 : 2023年9月13日(水) 14:00~15:30

◆開催方法 : ①Web参加Zoomウェビナーによるライブ配信

       ②会場参加広島発明会館 4階 研修室(広島市中区千田町3-13-11)

◆講師 : INPIT広島県知財総合支援窓口 知財活用アドバイザー 荒木 啓二

◆参加料    : 無料

※お申し込みはこちらから⇒ https://forms.office.com/r/Y2nTkR5Dw5

❐(ハイブリッド)【知財契約】契約入門 

◆開催日時 : 2023年11月8日(水)   14:00~15:30

◆講師    :INPIT広島県知財総合支援窓口 知財活用アドバイザー 原田 昌博

❐(ハイブリッド)【ブランド】身近な事例から学ぶ商標のこと 

◆開催日時 : 2023年11月29日(水)   14:00~15:30

※1026日(水)より日程が変更となりました。

◆講師    : INPIT広島県知財総合支援窓口 知財活用アドバイザー 森本 理子