活動レポート・表彰/受賞報告

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Hatsumeiひろしま 9月号  

目次

「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)の機能改善」について

優れた発明、考案又は意匠の創作及び事業活動の擁護に資することを目的として、特許出願、実用新案登録出願、意匠登録出願又は当該特許情報プラットフォーム(J-PlatPat )において、2023年9月から順次、リーガルステータスの情報を表示・検索する機能が提供されます。事業活動に使用する商標の商標登録出願及びこれらに関連する手続を行おうとする者に対して、日本弁理士会が援助する制度です。

1.リーガルステータスとは

 特許出願又は特許権の法的状態(権利の存続/消滅等)を意味し、J-PlatPat で提供するリーガルステータスは、「ステート」、「ステージ」、「イベント」の3つで定義されています。

3.機能のリリース時期

(1)第1弾リリース 2023 9 月10日12時予定

   ・リーガルステータス表示機能

   ・リーガルステータス CSV 出力機能

    ※2023 年 9 月リリース日以降に情報更新があった特許出願と特許権のみ。

(2)第2弾リリース 2023 12 月予定

   ・リーガルステータス絞り込み検索機能

   ・リーガルステータス表示機能

   ・リーガルステータス csv 出力機能

   ※出願日が 1998 年 1 月 1 日以降のすべての情報が表示対象。

詳しくは、下記URLを参照

https://www.inpit.go.jp/j_platpat_info/230821_release.html

https://www.jpo.go.jp/support/j_platpat/tokkyo_platform_230830.html

青少年育成事業に関するお知らせ

❒ 2023年度少年少女チャレンジ創造コンテスト広島県大会

(第11回全国少年少女チャレンジ創造コンテスト地区大会) のご報告

8月24日(木)、コロナ禍以降4年ぶりとなる少年少女チャレンジ創造コンテスト広島県大会が広島発明会館にて開催されました。開催には検討に検討を重ね、またG7サミット開催により多くの学校で始業式が早まったこと等もあり、今年は2チームのみの参加となりました。 4年前とはルールも大きく変わり、事務局も試行錯誤しながら準備を進めて参りました。両チーム共、G7サミットの首脳陣を模したからくりを作製していましたが、東広島少年少女発明クラブは酒造り西条の特色を活かした酒樽や書道のからくりを、幟町中学校は平和の願いを込めた折り鶴や鐘が鳴るからくりを作製する等、広島色を前面に押し出しながらも互いに異なる個性を発揮していました。

走行に苦難する場面もありましたが、仲間同士力を合わせて完走させようと奮闘する様子が印象的な地区大会となりました。

1位 東広島市少年少女発明クラブ 「広島のSDGs」(K・Aブラザーズ)
2位 広島市立幟町中学校 「世界に届け!ひろしま平和の願い」(Nobori Peace Memorial Corps)
集合写真

❒ ものづくり教室(三光電業㈱)について

8月24日(木)、25日(金)、当会共催事業「ものづくり教室」がロボットパークひろしま(広島市南区比治山本町6−5)にて開催されました。

ものづくり教室とは、子どもの頃からものづくりを体験することでものづくりの楽しさを知ってもらいたい、子どもの将来の夢の1つとしてものづくりへ関わる可能性を広げて欲しい―。という思いのもと、三光電業㈱が毎年実施している教室です。

電子工作やプログラミングを用いてロボットカーを動かす等、子どもたちのものづくりの心を育てる一助となっています。

◆ ものづくり教室について⇒https://www.sumnet.co.jp/showroom/school/

❒少年少女発明クラブ活動報告

◇広島少年少女発明クラブ 

基礎コース 8/2「スチレンボードの工作」 8/27「アイディア開発の基礎①~アイディア工作「紙工作」~」 

完成コース 8/1「発明くふう作品の製作3」・参観日 8/2「発明くふう作品の製作4」 8/27「初歩の電子工作」

8/2 基礎コース「スチレンボードの工作」

スチレンボードを使い、組子を作りました。厚みがあり、切るのに苦戦しました。

8/27 完成コース初歩の電子工作」

今日から半田を使って電子工作を行います。まずは、半田のつけかたを練習しました。。

◇呉市少年少女発明クラブ

8/5、19、26 アイデア・工夫工作 8/20 ワークショップ祭

8/51926 アイデア・工夫工作

発明くふう展への出品作の製作が大詰めを向かえています。

8/20 ワークショップ祭

大和ミュージアムで開催された様々なアイデア作品をつくる工作イベントに参加しました。

◇東広島市少年少女発明クラブ

新規コース 8/12「ぶんぶんごま」製作  8/26「空気砲」製作     

継続コース 8/12「便利箱」製作     8/26「不思議な鏡」製作 

8/12 新規コース「ぶんぶんごま」

円や長方形の板に糸を通し、勢いよく回るぶんぶんごまを作りました。板にカラフルな模様をつけたり、オリジナルの板の形を考えたりと、アレンジも楽しみました。

8/26 継続コース「不思議な鏡」

普通の鏡と半透明な鏡の間で豆電球を光らせると、奥まで光が続いて見える不思議な鏡の完成!木枠に豆電球を取り付けるために、大きなドリルで穴開けにも挑戦しました。

◇福山少年少女発明クラブ

8/17「福山大学体験ツアー」 8/26「センサーとカメラの授業」

8/17「福山大学体験ツアー」

夏休みを利用し、福山大学を訪問しました。午前中は工学部スマートシステム学科の香川教授より、電流の仕組みのお話や、鉱石ラジオの工作指導を受け、午後は工学部棟の研究室や実験室を見学しました。地元の大学を知るよい機会となりました。

完成した鉱石ラジオ

8/26「センサーとカメラの授業」

福山市内で防犯・消防・太陽光発電設備などを手掛ける㈱プロテックの社員の方より、人間の体のセンサー機能と、機械に備わっているセンサーやカメラの役割についてお話いただきました。カメラで撮影した人物の年齢や性別など判別できる機能にクラブ員は驚いていました。

最近の話題を考える“知財NEWS” 

弁理士法人前田特許事務所 弁理士 大石 憲一

雑誌誌面を撮影してSNSへ投稿することへの警告行為の是非」 

 今回の知財ニュースでは、プラモデルなどホビー全般を扱う専門誌「ホビージャパン」が8月28日にX(旧Twitter)にて、雑誌誌面を撮影してSNSへ投稿する行為に対して警告を行った事の是非について、検討します。

出典:ホビージャパン編集部のツイート
出典:月刊ホビージャパンの表紙

雑誌「ホビージャパン」の編集部が、雑誌誌面を撮影してSNSへ投稿する行為は著作権侵害に該当するのでやめて欲しい、との警告をXで呟きました。8月31日時点で、「リツイート」が1.3万件、「イイね」が1.3万件あることから、このツイートについて、多くの反響があったことが分かります。

 確かに、雑誌編集者からすれば、自分の著作物(雑誌)が違法にSNSにアップされると、雑誌の売上が下がるし、また、編集者の意図しない内容で情報が拡散するので、こうした行為を止めてもらいたい、との意図は分かります。また、知財権を重視すべきと考える弁理士の立場でも、その主張は正当だと思います。

 しかし、最近は、こうした警告を行う行為が、果たして権利者のために本当に正しいのか?と疑問に感じることが多くなりました。それは、「SNS」という無限に情報が拡散する媒体に記事が載ることで「新たな顧客を獲得する機会」が生じているのに、敢えて警告をすることで、その機会を自ら失っているのではないか?という疑問です。

 確かに、市場が「限られたマーケット」という前提に立てば、「複製」によってパイを奪われるため、売上げ減少になる、と言えるでしょう。

 しかし、市場が「拡大していくマーケット」と考えると、この「複製」によって、情報が拡散して、潜在的な顧客が顕在化して、宣伝広告と同様の役割を果たすことになると思います。特に、このホビージャパンという会社は、雑誌だけなく、自社開発のホビー商品の販売も行っており、自社のホビー商品の認知度を高めて、購入してもらうこともできる、と考えると、かなり疑問な気がします。

 以前、テスラの知財戦略でもお伝えしましたが、現代は、知財権を「独占」する時代ではなく、知財権を「公開」する時代になったのかもしれません。

セミナーのお知らせ

 

広島知財塾 中・上級編 ※参加補助券が使用できるセミナーです。

◆第1回 攻撃的知財業務   2023年10月4日(水)    ◆第3回 契約業務  2023年12月6日(水)

◆第2回 防御的知財業務    2023年11月1日(水)     ◆第4回 最新知財判例研究  2024年1月10日(水)

◆講師 : 弁理士法人前田特許事務所 弁理士 大石 憲一 氏

◆お申込みフォームはこちら

■ 広島県発明協会事務局からのお知らせ

❐ 会員向け講演会「未来予測2035」のご報告(8/30)

㈱アクアビット代表取締役チーフ・プロデューサー田中 栄 (たなか さかえ)氏を

お招きし、 人工知能(AI)は、社会やビジネスに今後どのような影響をもたらすか?

についてご講演いただきました。

会場とWEB参加、併せて44名の方にご参加いただき、参加者からは「AIによって

社会経済が大きく変化することを複数の事象から読み解くことができた」、「AI等の

先端分野の最新技術を映像を交えてリアルに実感することができた」といった感想をいただきました。

❐ 広島市優良発明表彰 令和5年度募集のご案内

本表彰は、広島市民の発明意欲の高揚及び企業における技術開発の振興を図るため、特許発明等を創作し、その実用化により広島市の産業の振興に寄与された方に対する表彰です。当協会は推薦機関として、優秀な科学技術功労者を広島市に推薦いたします。

本表彰は、広島市の表彰事業のため、表彰の対象者は、広島市に生活の本拠を有しているか又は発明若しくは考案に関連する事業所が広島市に所在していることが条件の一つとなっていますので、ご留意ください。

自社の技術、製品のPRや技術者研究開発者の方々のモチベーションアップにご活用ください。詳しくは、広島県発明協会事務局へお問い合わせください。

❐(公財)中国地域創造研究センター主催2023年度KANSEI“感性”サロン の参加者募集

「感性サロン」は、質感や色感などの人間の持つ“あいまいな感覚”を科学的に分析し、顧客やユーザーの感性にあった高い価値を持つ商品の開発やサービスの向上を図る取組を広く紹介するとともに、産学官の交流の場および、一般への公開イベントとして、毎年度開催しています。

◆日時 : 2023年10月6日(金) 13:30~16:30(受付/ログイン 13:00~)

◆場所: 【会場】ANAクラウンプラザホテル広島 3Fオーキッド東半(広島市中区中町7-20)

【オンライン】Zoomウェビナー利用

◆詳細はこちら⇒https://crirc.jp/data/event/2023/08/3631/

❒ 2023年度 福山大学大学院 「知的財産論」講座 実施報告

 5月18日より15回、福山大学大学院にて実施される「知的財産論」に講師を派遣しました。本講座は、大学院生が知的財産特に発明・特許に関する基礎知識とそれを自己の研究領域において活用できる能力を講義と演習により習得することを目的としています。

 講師は(一社)広島県発明協会知的財産研究員 小野昭人氏・吉田邦彦氏(マツダ㈱)が前半と後半に分かれ、講義を行いました。

■ INPIT(インピット)からのお知らせ

❐2023年度知的財産権制度説明会(初心者向け)<オンライン配信>

これから知的財産権を学びたい方、企業等において知財部門に新しく配属された方などの初心者を対象に、特許庁の産業財産権専門官が知的財産権制度の概要を中心に、各種支援策や地域におけるサービス等をわかりやすく説明しています。◆詳細はこちら⇒https://www.inpit.go.jp/setsumeikai/index.html

■INPIT(インピット)広島県知財総合支援窓口からのお知らせ

❐(ハイブリッド)【知財契約】契約入門 

◆開催日時 : 2023年11月8日(水)   14:00~15:30

◆講師    :INPIT広島県知財総合支援窓口 知財活用アドバイザー 原田 昌博

◆お申込みはこちら⇒https://forms.office.com/r/897QPfvXun

❐(ハイブリッド)【ブランド】事例から学ぶ商標の基礎  

◆開催日時 : 2023年11月29日(水)   14:00~15:30

※1026日(水)より日程が変更となりました。

◆講師    : INPIT広島県知財総合支援窓口 知財活用アドバイザー 森本 理子

◆お申込みはこちら⇒https://forms.office.com/r/BJEe7DRy6v

❐(ハイブリッド)【著作権】「事例に学ぶ著作権」 

◆開催日時 : 2023年12月7日(木)   14:00~16:00

◆講師    : INPIT窓口機能強化事務局 総括担当 石黒 一夫 氏